災害ボランティアコーディネーター

災害時に被災者支援を目的に活動する災害ボランティアが効率よく活動ができるように、関係各所に対して様々な調整等を行う役割の者を指す。

災害ボランティアセンターのはじまり

阪神・淡路大震災(1995)では、137万人以上のボランティアが活動したとされていますが、現在のような「災害ボランティアセンター」などの機能が十分ではなく、受け入れ態勢がほとんど整備されていなかったため、非効率だったのではないか、との見解がありました。

その反省から、災害ボランティアの活動を調整する役割について各地で取り組みが行われ、調整する役割の人材を育成するための講座などが開かれるようになりました。(○○市災害ボランティアコーディネーター養成講座 など)

災害ボランティアコーディネーター養成講座修了後

災害ボランティアコーディネーター養成講座を修了した者は、その地域の防災活動などを手掛ける独自の組織(○○市ボランティアコーディネーターの会 など)を作るなどして、災害時に備えた取組を行っていることも多いです。

災害ボランティアコーディネーター養成講座では、災害の基本の他、災害ボランティアセンターの役割などについて学ぶことが多く、修了者は災害時に災害ボランティアセンターの運営を行うスタッフになることが期待されていることが多いです。

そのため、「災害ボランティアコーディネーター=災害ボランティアセンターの運営スタッフ」と解釈されることも多くあるが、実際の役割からすると、災害ボンティアセンターの運営は数多ある災害ボランティアコーディネーターの役割の一つに過ぎません。