踏み抜き防止インソール

災害現場では、ガレキやガラスの破片、飛び出した釘などが多々ある場所もあり、スニーカーや普通の長靴で釘を踏むと、靴底を貫通し、足の裏の刺さってしまうことがあります。

被災現場の露出した釘などは非常に不衛生なため、釘が刺さると感染症を起こす原因にもなります。特に、破傷風への注意が重要であり、適切な処置をしないと、最悪は死に至ることもあるため、侮ってはいけません。

このように、足裏を保護するため、安全靴(別項目で説明あり)など、基準を満たした靴を履けば良いですが、通常のスニーカーや長靴に、釘などの踏み抜き防止を目的としたインソール(中敷き)を入れることにより、防止できます。このインソールのことを「踏み抜き防止インソール」と言い、災害ボランティアの活動現場では、個人装備として必須としている場合もあります。

素材

踏み抜き防止インソールの素材は、ステンレスやポリエステルなどいくつかあるが、JIS(日本工業規格)の規格を満たしているかを確認しておくと良いです。

安全靴や踏み抜き防止インソールを装着した際は、普通のスニーカーなどから比べるとはるかに固いため、長時間使用したり、長距離を歩くなどすると、疲労の原因となります。この点では、安全靴に比べ踏み抜き防止インソールの場合は、通常の靴に中敷きとして入れることができるため、必要に応じて脱着できるため、扱いやすいともいえます。

金額的には1,000円~2,000円くらいのものが多く、ホームセンター等で購入できます。